top of page
BLOG


Chapter4:揺らぐ存在認知1996年 -
写真を生業とすれば、意に反したものも撮らなければならない。
そう考え作り出したMALというキャラクター。
しかし振り返ってみれば、そこで撮った全ての写真は自分の存在そのものでした。
雑誌の表紙や広告など、魂を削りながら撮影したそれらの写真(媒体)を通し、普通に生活していては得られなかったであろう数多くの方々からいただいた莫大なストローク(存在認知)には、今も心より感謝しています。
しかし移り変わる状況の中で私が選択した行動は業界引退。
というよりも、フォトグラファーそのものを止めることでした。

MAL
5 日前


Chapter3:スタイルの構築と他者からの存在認知1996年 -
これまで心の外在化という、ある意味「表出」に近いところで自由にシャッターを切っていた私が、商業フォトグラファーとしての立ち位置を考えた時、進むべき方向を見失いました。
商業ベースに乗せるには、「表出」から「表現」へ変えなければならない。
そんな時に依頼された舞踏家やダンサーの撮影は、フォトグラファーとしてのスタイルを構築する大きなヒントとなり、「静」と「動」という二つのテイストを個性として未来へ繋げることができました。
この辺りから私の存在認知は、自分自身を対象とした段階から、他者からの存在認知も意識する段階へと移行していくことになります。

MAL
6 日前


Chapter2:はじまりのポートレート1994年
ずっと気になっていたその男性は、いつも同じ場所、いつも車椅子の上で弱々しく項垂れ、顔を見ることもできない状態でした。
しかし、写真を撮らせてくださいと声をかけると、
「もちろんだよ」
そう言って、この写真そのままの佇まいを見せてくれました。
撮影後に彼からかけられた
「俺はここから応援している。絶対有名になれよ。」
という言葉と、「もちろんだよ」と答えながら突然空気が変わったあの瞬間は今も忘れられず、彼に対する尊敬と感謝の気持ちはずっと持ち続けています。
少し演出された心の外在化のために撮っていた作風は、パリで発表することにより一段落していましたが、その次のステージになるで

MAL
6月25日
bottom of page