人の心は「ストローク」がないと生きていけない。心理学用語で「存在認知」とも言われるその定義とは「あなたがそこにいることを、わたしは知っている」。存在認知(ストローク)をコンセプトに私が撮影するポートレートは、人が自分の存在を生きるためのきっかけや気づきを得るものでもあり、ポートレートを見る側との信頼関係の構築やストロークの交換を目的としたものでもある。その写真の可能性はプロフィール写真のみならず、グリーフケアのサポートや自他を含める大切な人に宛てた深いストロークとメッセージであり、多くの人々に貢献できるものであると考えている。
CONCEPT
「存在認知(ストローク)/ ポートレートと心理学」
いま私は被写体となる方々の鏡となり、その人が写真を通してご自身の存在と対話ができるポートレートにしたいと日々努めています。
いかなる時も僕自身の根底にもあった「存在認知」のその定義とは「あなたがそこにいることを、私は知っている」。
心理学用語でストロークとも呼ばれ、人の心が生きていく上で一番欲しているものであり、それ無くして人は生きていけないと言われています。
ポートレート撮影は、その「存在認知/ストローク」を感じていただくための最高の手法。
それについて言葉で全てをお伝えすることはできませんが、その答えは写真の中に描写してあります。
人は誰であれ今の命を生きるということは「存在認知」を満たしていく作業、あるいは大切な人も含めた他者との「存在認知」を確かめていく作業なのかもしれません。
一枚のポートレートを鏡に自分自身や大切な人の存在と対話することにより、あなたが欲しかった答えがそこに在ったなら、私は本望です。
「あなたの欲しい答えはその一枚のなかに在る」
ポートレート撮影における「存在認知/ストローク」をコンセプトに、自分の存在を知るためのポートレート、信頼関係の構築を目的としたプロフィール写真、グリーフケアとしての家族写真などをご提供しています。