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Edge of Life  chapter3 ~ Muse ~   

癌と闘う人、共存する人、克服した人、メッセンジャーとなる人...  皆、今ここを生きるミューズ。

  1. 7年前、子宮頚がんと診断された瞬間から、突然「がん患者」になりました その日以来、生きるための治療をしていますがそれだけでは物足りず、「まだまだ自分らしく過ごしたい」と、身体が動ける時間を大切に使い、今までより色んなことに真剣に向き合うようになりました 当たり前だと思っていた事が当たり前ではないと実感し、本当に大切な「人」「事」「物」「時間」を大事にして過ごす今は、がん患者になる前より皮肉にも充実しているかもしれません 治療の副作用のひとつにあった脱毛。しょうがない、と明るく受け止め笑いに変えていました。外出時はウィッグという鎧を被り「普通の人」を装って過ごす。普段自宅以外でウィッグをとる事はもちろんありません。でも今回、ウィッグをとった「生」バージョンの私も撮影して頂き、なんだかとても清々しく、鎧を脱いだ自分もとても愛おしく感じる事ができました 必死に病気を隠すのではなく、病気の自分もひとつの自分なんだと このようなキラキラした経験をさせて頂いたご縁も「癌」が元です。がんになり悲しい思いもたくさんしましたが、それでも病気が無駄な経験では無かったと改めて感じさせて頂きました 優しく温かい時間を過ごさせて頂き、本当に本当にありがとうございました

  2. お腹(卵巣嚢腫)、顔(火傷)、首(骨陥没)、脳(髄膜炎)、胸(乳がん)、喉(咽頭がん) その都度混乱し、絶望したこともあったけれど、今思うと人生の中のほんの1ページ。 この度に愛と感謝を学んだ。 私の体験が誰かの希望になると信じて、最後のページまでひたむきに生きていく… 。 たくさんの病気やケガを経験してきました。 初めて手術をしたのは13歳、私の身体と心には大きな傷跡が残りました。 その後も様々は経験をし、絶望したこともありますが、生きていることに何か意味があるのではと思えるようになりました。 がんになって「死」を身近に感じたときに「残りの人生は人のために生きていこう」と決めました。 そしてやっと今までの経験が受け入れられたと感じました。 ヌードには私の原点でもある「お腹の傷」を見ていただき、 どんな時でも希望をもって!というメッセージを込めています。

  3. この写真が「今」の「自分」です。 肺・肝臓に「類上皮血管内皮腫」の診断をもらってから「今」・「自分」を意識するようになりました。 幸いにも病状が安定していて「今」を過ごしてます。 人って「過去」を生きてきて「今」を生きることができるんです。 人って「今」を生きないと「未来」を生きることができないんです。 こんな当たり前の事を病気が気付かせてくれました。 病気になったのは「自分」 病気に向き合うのは「自分」 病気と 共存 or 戦う のか選択するのは「自分」 私の中にある病気も「自分」 「今」を「自分」なりに生きる方が病気になる前よりも充実しています。 ありがとうございます、「今」を「自分」らしく生きさせてくれて。 ありがとうございます、「今」の「自分」を撮って頂ける機会をくれて。 ありがとうございます、「今」の「自分」を撮って下さり。 ありがとうございます、「今」の「自分」を見てくれて。 ありがとうございます。

  4. 乳がんになり自分の乳房ではなくなって 子宮頸部腺がんになり卵巣子宮がなくなった。 まわりと比べて落ちこみ 女でなくなったと感じて 気持ちが腐ったときもあった。 自分の乳房ではなくなっても、 命の宿る次の世代に繋げる子宮卵巣がなくなっても、 リンパ浮腫で脚が浮腫んで太くなっても、 女であることに変わりはない。 かなり時間はかかったけれど、 私は今、女であることを 楽しんで生きている。 私、脱いだらすごいのよ♡ 傷だらけの身体は 私が一生懸命生きてきた証。 そう思えるようになってから 自分で自分が愛おしくなった。 誰もが尊い一瞬一瞬が繋がり生きている。 がんが教えてくれたことは、 喜びを味わい楽しんで生きることだった。 普通に元気だったら考えもしなかった 身体があるからできること。 美味しく味わい、 いい香りに酔いしれ、 心地よい音に癒され、 美しい景色に魅了され、 優しさと温もりを感じ、 心が震えるような感動ができるのは、 身体があるから感じられること。 この身体はこの世に生まれたときに お借りしている私そのもの。 この身体をお借りしているうちは、 大いに活用してあげなくちゃ♡ 最後の最後には 関わってくれた全てに そして私自身に 心からありがとうといえるように♡ カメラのレンズを通して ありのままの私を引き出してくれたMALさん。 一緒に撮影させていただいた仲間と 温もりに包まれ心が解き放たれる幸せな時間を ありがとうございました♡

  5. 自分を写真というツールで知ることが出来て私はとても感動しました。 癌にはなったけど、癌になったからこの出会いをいただけてる!というのは奇跡です。 私は子宮頸がんのため女性の臓器がなくなり、再発転移を何度も繰り返し末期ガンになりました。 見た目にはわからない喪失感、この世に女を選んで生を受けたはずなのに、”女を取られた、女で無くなった”気持ちに深い悲しみをおぼえました。 抗がん剤治療では髪も失い、鏡に映る自分をみて泣き崩れ自分自身を受け入れられないときもありました。 自分の姿が、 ガラス、鏡、写真などに映る・・・ 笑うことを忘れた私の顔・・・ 大嫌いでした。 決して今でも好きではない自分の顔(笑った顔)ですが、今回このような機会で写真を撮っていただいて、自分がこんな感じで笑ったり、素敵な表情をするのだなって知りました。 少し褒められながらカメラを向けられることに照れ臭さはありましたが気持ち良い時間でした。 MALさんのカメラを通して、輝かせていただきながら自分の可能性を引き出していただきました。 自分のがんとともに歩んだ人生の顔を誇りに、さらに素敵な笑顔で生きていきます。 がんになったことは悲しいことでした。 でも、がんになったからいただいた、このようなご縁を心より感謝いたします。 私のキャンサーギフトは”人のご縁”ご縁繋ぎを結んでいきたいと思っています。 〜自分を深く愛し笑い続けることは魂を輝かせ奇跡を起こす力がある〜

  6. お腹(卵巣嚢腫)、顔(火傷)、首(骨陥没)、脳(髄膜炎)、胸(乳がん)、喉(咽頭がん) その都度混乱し、絶望したこともあったけれど、今思うと人生の中のほんの1ページ。 この度に愛と感謝を学んだ。 私の体験が誰かの希望になると信じて、最後のページまでひたむきに生きていく… 。 たくさんの病気やケガを経験してきました。 初めて手術をしたのは13歳、私の身体と心には大きな傷跡が残りました。 その後も様々は経験をし、絶望したこともありますが、生きていることに何か意味があるのではと思えるようになりました。 がんになって「死」を身近に感じたときに「残りの人生は人のために生きていこう」と決めました。 そしてやっと今までの経験が受け入れられたと感じました。 ヌードには私の原点でもある「お腹の傷」を見ていただき、 どんな時でも希望をもって!というメッセージを込めています。

  7. 子供を産めず未来に命を繋げない私は、いったい何のために生きているんだろうって思って生きていました。 子宮頸がんの2回の再発転移を経験した後は、死がリアルに近づいてきました。 なんで私が?って思うと悲しくて悔しくてどうにもならない気持ちに蓋をして、それでも日常は過ぎていく、顔では笑って心は死んだまま、ただただ生きる。 抗がん剤で脱毛し体重も増えて、見た目も気持ちも色んなことを諦めた自分の写真を見て、 こんな自分のままで死にたくない! 病気にとらわれず、ワクワクした人生を送ろう! そこからはチャレンジの日々。 人生って楽しいって思える日々を送っています。 もう死ぬまで恋愛はしないだろうと思っていたのに、思いがけない出会いがありました。 彼も病気をしていますが、お腹の傷跡を勲章だねって褒めてくれる優しいひとです。 辛くて悔しい経験をして、たくさんの涙を流したからこそ、出会った人の温かさや思いやりを心の奥底から感じられるようになった気がします。 そう思うとこんな人生も悪くないかな? 今回撮っていただいた写真には、自分でも知らない表情がそこにありました。 写真は自分自身を見つめ直す、自分の本当の感情と向き合うすべなのかもしれないと感じました。 たくさんの私たちの今を切り取っていただいて、ありがとうございました! MALさん、MALさんを紹介してくれた家族のような友人、一緒に写ってくれた大切なパートナー、同病の仲間達、家族や友人、私のまわりのすべての人に感謝致します。

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