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人の心は「ストローク」がないと生きていけない。心理学用語で「存在認知」とも言われるその定義とは「あなたがそこにいることを、わたしは知っている」。存在認知(ストローク)をコンセプトに私が撮影するポートレートは、人が自分の存在を生きるためのきっかけや気づきを得るものでもあり、ポートレートを見る側との信頼関係の構築やストロークの交換を目的としたものでもある。その写真の可能性はプロフィール写真のみならず、グリーフケアのサポートや自他を含める大切な人に宛てた深いストロークとメッセージであり、多くの人々に貢献できるものであると考えている。
Family Photo
ひとりの「人」が個々に家族的役割を背負い構成されている社会の中の一番小さな組織である「家族」。それを描写した家族写真には、人それぞれ、家族それぞれの想いと物語があります。時が経てば経つほど尊さを増していく家族写真という存在の記録と、その時間その一瞬を皆で一緒に過ごしたという記憶を残すことができるのは、今この瞬間だけ。いつか撮ろうではなく、今ここを撮ることが重要なのです。
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