心理カウンセラーが、初めましてのクライアントに対して先ず最初に行うことは、信頼関係の構築であると考えます。
これは心理カウンセリングの場面以外でも、多くの人達が家族間も含めた社会の中で行うことでもあるため、心理カウンセラーが持つこれらのスキルは日常やビジネスの場、更に言えば人生のありとあらゆる場面において利用することができる万能的なスキルといえます。
そのスキルの中の最も基本であり、また最後の最後まで重要となるものは、私が考えるに下記の4つがあげられます。
①自己一致(純粋性)
②自と他の区別(+あなたも私もOK)
③ストローク(存在認知)
④表出・表現・交渉
先ずはこの4つの基本を知り、理解をし、毎日の日常で実践的に使うことで身体に落とし込む。
基本が4つとはいえ、各々には複数の要素や派生があり、それらも理解しながら全てを円環的に捉えて取り組む必要があるため、身体に落とし込むには時間がかかりますが、それがある程度できたなら、他者とのコミュニケーションはもちろんのこと、自分自身とのコミュニケーション(自分との向き合い方)が大きく向上し、人生をより楽しく、より生きやすくなるものであると、私は考えます。
自ら興味を持ち学ばない限り、誰も教えてくれないこれらの学問的且つ実践的な心理学は、一生使うことのできるスキルそのものであり、人生の大きな財産となります。
習得レベルに個人差があるのは確かですが、多くを身体に落とし込むことができなくても、これらのスキルを知り理解している場合と知らない場合とでは、人としての成長、あるいはコミュニケーション・レベルにおいて雲泥の差があると、私は感じています。
事実私はコミニュケーションが上手くはありませんが、2007年からこれらのスキルを学び身体に落とし込んだことで、日々とても助けられています。
この様な人の心の根本について、もっと踏み込んで言うと、人の思考・感情・行動について、各々が専門的知識と技術を学び実践することにより、最近よく耳にする〇〇ハラスメントなども大きく減少させることができると私は考えます。
(もちろん例外もあります)
続きは、いつもの個別またはグループレッスンにて。
2024.07.12
Photographer MAL
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